水商売をしている人が審査に通りやすくする方法
前回の記事では、水商売をしている人は賃貸を借りることが難しいという点について解説しました。
今回は、水商売をしている人が賃貸の審査を通りやすくする方法について解説していきたいと思います。
審査は誰がする?何をみているのか。
基本的に審査を行うのは
1大家さん
2賃貸管理会社
3保証会社
大家さんはその名の通り貸主のことです。賃貸管理会社とは、契約手続や入居期間中の対応を行ってくれる会社です。保証会社は、万一、借主が家賃を滞納してしまっても一定期間家賃の滞納を保証して貸主に支払ってくれる会社です。1~3のいずれかが入居審査を行います。
では入居審査では何をみているのか。
・仕事先
・年収
・提出書類
・保証人の仕事先、年収
・入居者の性格や属性
これらが全てというわけではありませんが、ざっくりこんな感じですね。簡単にまとめると、家賃の支払い能力がしっかりとしていて、なおかつ人間としても最低限常識があるかどうかが重要だということです。
次に、審査は誰がして、何を見ているのかが分かったところで実際に審査に通りやすくするには何をすれば良いのでしょうか。
・水商売歓迎や水商売専門の不動産屋に行く
夜職OKなどの部屋であれば職業に関係なく入居審査を行ってくれる可能性が高いでしょう。
実際に、水商売をしている人しか住んでいないような物件もあります。
そのような物件は、みんな夜職ということもあり生活スタイルも似ているのでトラブルになりにくい傾向にあります。しかし、そのような物件はあまりないので不動産会社に相談するようにしましょう。
そもそも、水商売専門の不動産屋もあります。専門の不動産屋であれば、入居審査を通すコツを知っていたり、水商売に優しい管理会社や大家さんともつながりがあったりするので上手くいく可能性も高いでしょう。
・審査がゆるい家賃保証会社を通す
親族の代わりに連帯保証人になってくれる業者のことを保証会社といいます。ほとんどの物件で保証会社の利用が必須になっています。物件ごとに保証会社は決まっているので自分で選ぶことは出来ません。独立系と呼ばれる保証会社は比較的審査基準がゆるいので、水商売の人でも審査に通りやすいでしょう。
・親族に代理契約してもらう
実際に住むのは水商売の人だったとしても、審査の対象になるのは代理契約する親族です。そのため、審査に通りやすくなる可能性があります。しかし、親族が高齢で収入が少ないと厳しいこともあるでしょう。
・昼の仕事を一時的にする
勤務先を昼の仕事先で提出できるので、夜の仕事に比べて入居審査を通すことができます。
・預貯金審査が出来ないか相談する
預貯金審査とは、通帳の残高を確認してもらい支払い能力があるかどうか判断してもらう方法です。
預貯金審査は、対応してもらえる物件が限られていますが水商売の人のように、雇用形態が安定しない人の入居審査には効果的です。しかし、最低でも家賃2年分の貯金は必要になるでしょう。貯金は多ければ多いほど審査に通る確率が高くなります。
・見た目や服装に注意する
いろんなことを見られていますが、入居者の人柄もしっかり見られています。派手な服装や清潔感がなかったりすると良い印象を与えることができない可能性があります。特に年配の大家さんであれば、なかなか理解してもらえなかったりします。その時だけでもナチュラルな恰好で行くようにしましょう。
また、見た目だけではなく対応の仕方や言葉遣いも審査の対象になります。もちろん、時間は厳守して丁寧な対応を心がけましょう。
・正直になんでも相談する
水商売をしている人にとって仕事を知られたくなかったり、審査について不安があったりすると思います。しかし、不動産屋は水商売の人の味方です。何でも話をしたほうが、良いアドバイスがもらえるし、審査に通るように協力してくれます。嘘をつくとバレたときに信用を無くしてしまうので、最初から正直に事情を話しましょう。
水商売をしているからといって、賃貸契約を結ぶことが出来ないわけではありません。確かに、一般的な昼の会社員などに比べると審査は通りにくいでしょう。しかし、審査に通りやすいコツは紹介した通りたくさんあります。これらを使って自分の気に入った部屋に住めるように頑張りましょう。
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